バファリンでオーバードーズして地獄を見た話 ①引き金になった前日のこと

大学生のある日。ゼミでのある本番まで1週間ちょっとの時期にODした。学校のある部屋で…

 

 

その前日もゼミで集まりがあって、何て言われてかは忘れちゃったんだけど、ゼミ長の子(仮にAちゃんとしようか)に呼ばれて二人きりになった。

本番まで10日切ってるんだけど本気でやってるの?みたいな話をされて、出来ないなら(やりたくないなら的な雰囲気だったかも)裏方にして代役立てることもできるよって言われて…

 

どうしたいの?って聞かれたんだけど、Aちゃんの言い方から私は『数ヶ月やってきたお前なんかよりも、今から代役立てた方が上手くいく。降りるって言えよ。お前がいない方が良い。』って感じの印象を受けた。だから、「(本番に)出ない」って言った方が良いんだろうなって思った。

 

でも、このゼミを選んだ理由が、人前に立って発表するとか歌うとかするのが苦手な自分を変えて、舞台に立つことを通して自信をつけたい(あわよくば歌が少しでも上達すればな…とかも)とか、音楽自体は好きだから作曲とかで少しでも役に立てればと思ったからなのね。

頑張ろうと思って意を決して決めたゼミだったから、最後までやり切りたい気持ちはあった。逃げ出すことが怖いのもあった。自分で決めたことだからさやり遂げたかったよ。

 

自分の本心だけで言えばやりたい。でも相手は「やらない」って言葉をも求めてる。

だから、自分の中で葛藤があって、「やりたい」とも「やらない」とも言えなくて。考えてることを言葉にもできなくて。涙しか出てこなかった。Aちゃんも何も言わない私に嫌気がさしたのかめんどくさくなったのか、早くこの話し合い(?)を終わらせたかったのか、そんな雰囲気もあった。

言葉にできなくても、書くならできる?って言われて、紙とペンを置かれて…「いたら書きづらいよね」って言ってAちゃんは部屋を出て行った。

文字にならできると思ったんだけど、形に残るのが嫌でスマホのメモ機能を使ってそれに打ち込んだ。

『自分が出ない方が良いんだろうけど、最後までやりたい気持ちもある』みたいなことを書いた気がする。

 

しばらくしてAちゃんが戻ってきて、頑張ってスマホの画面を差しだした。

なんかいろいろと話してたけどあんまり覚えてないな。結局どっちにするの?みたいなことを聞かれた。うちらもこのメンバーでやりたいよ、みたいなことを言ってた気がするけどでも、いない方が成功はするみたいな思いも感じた。

多分、(Aちゃんは出ないことを望んでたけど)Aちゃんの口から「じゃあ出ないで」って言うとハブったみたいになるからそれは避けたかったんだろうね。(私が書いた)『自分が出ない方が良いんだろうけど、最後までやりたい気持ちもある』は分かったから、結局どうするの?って聞かれて、またAちゃんは部屋を出てった…

どうしたらいいか分からなくて、自分で決めきれなくて、いろんなことを考えながらただただ涙が溢れてきて、何度かAちゃんは部屋に戻ってきたけど何も書けなくて…

「いつまでここにいるの?」みたいなことも言われて…。呼んだのはそっちじゃん!って思った。いつまでも黙ってるのは自分なんだけどね。

 

(あれ…?どこかのタイミングでAちゃんが「私よりBちゃんの方が話しやすい?」って言ってBちゃんに変わった気がする。)

 

実感はなかったけどかなりの時間が経ってたみたいで、「今日はもう遅いから1日考えて明日また話ししよう」ってなった。

 

そしてまたまたどのタイミングか忘れたけど、Aちゃん(かBちゃん)がゼミの先生に来てもらおうとして電話してた。だけど研究室に誰か来てたか予定があるとかで来れなかった。

 

帰ろうってなったけど、私が泣いてたから落ち着くまで待ってくれたの。一人にしてくれたりもしたんだけど、どんどん苦しくなって、うまく呼吸ができなくなって、人生で初めて過呼吸になった。落ち着こうと思うんだけど意識しても呼吸がうまくできなくて心も体もすごくしんどかった。

少し?したら落ち着いてなんとかその日は家まで帰った。

 

長くなっちゃったからこれはとりあえずここまで。